人の気配を感じるまち─まちの個性の定量化
18/20

987654321032.521.510.5032.521.510.50計画地概要大項目の評価(レーダーチャート)32.521.510.5032.521.510.50物件名称たまプラ−ザプロジェクト所在地横浜市青葉区美しが丘第1種住居専用地域(40/60)地区計画地域・地区評価の実施日20XX年○月○日評価者あいまいさ居場所歴史・伝統保存する受け継ぐ伝えるみどり整える連なる歴史・伝統みどり残す写真・地図など添付にぎわい(色)安全・安心にぎわい(色)集えるもてなす(飾る)ときめく居場所ホッとする学べる眺める1966年田園都市線の開通により拓かれた閑静な住宅街。旧街道(大山道)沿道から少し離れているため歴史ある建造物は少ない。開発後約50年たった今でも開発当時の街並みが維持され美しい田園都市の理想が保たれている。駅周辺ならび商店街にはプランター等が配され、賑いを感じる。住宅街の公園には遊具が充実されており、緑に囲まれた中で子供達が集い遊ぶ場所が散見された。街路樹で囲われた通りにはベンチなどが設けられ随所に憩いの場所も見られた。1970年代に開発された街で歩車分離が徹底され、歩行者の安全は確保されているが、丘陵地で坂道や階段が多く、歩きたくなる街とは言いがたい。公園や幼稚園など子供向け施設は整っており、安心して子育てできる環境がある。住戸のプライバシー性を保つ生垣が目立ち、行き届いた手入れが感じられる。市の登録樹木や公園の大木が散見され、豊かなみどりを感じることができ、住民により管理された花鉢や花壇が街に彩りを与えている。駅施設や駅周辺にはカフェが多くあるものの、計画的に整備された感が強く自然発生的な人の手のぬくもり感が少ない。住宅地エリアに入ると、ほぼ専用住宅地が大半を占めるため、アノニマスな居場所を求めづらい環境と言える。みどりが境界をはみだしたり、ぼかしたり、招き入れたりする光景を多く見ることができる。しかしオーニングや鉢植などが道路にはみだすケースは少なく、人の気配は感じるが、きちんとした真面目なまちなみになっている。歴史・伝統にぎわい(色)安全・安心みどり居場所あいまいさ総評丘陵地を開発してできた田園都市。歩専道やクルドサック道路で構成されたラドバーン方式で、戸建と集合住宅がゾーニングされ、当時の最先端のまちづくりを感じられる。まちの誕生から半世紀が経ち、街路樹や公園、宅地の木々は成長し、緑豊かなまちなみを形成し、駅前は再開発され小奇麗な商業ビルが整備される一方、緑は公私ともしっかり維持管理され、公共空間を私的に利用する事象も少なく、全体的にお行儀のよいまちである。安全・安心歩ける育める守られるあいまいさはみだす開く評価コメント32.521.510.5032.521.510.50▮評価結果▮ぼかすまちの個性の定量化 『人の気配を感じるまち』評価結果 [事例4]たまプラーザプロジェクト17

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る